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問い合わせてから返答がやたら遅いホームページ制作会社への傾向と対策。

これも札幌に限らず、どこの地方都市でも見られる現象です。

ホームページ制作会社に仕事を発注し、貴方はどうにか無事リリースまでこぎ着けました。

運用保守契約も結んでいます。さあ、これからが企業にとっての本番です。早速、いろいろと改修したい点が出てきました。ところが、ホームページ制作会社に問い合わせても反応が芳しくありません。

たまにメールで相談したり、問い合わせても返答に1週間くらい平気で待たされる。ヘタをすると一か月くらいかかる。何度も連絡してもなしのつぶて。コレは困った。ホームページの改修が全く進まない・・。そういう事は決して珍しくありません。

こういう場合、結論から言いますと、基本的にそういうホームページ制作会社が、レスポンスを劇的に改善する可能性はあまりありません。我慢しながらつきあうか、リニューアルのタイミングで他社に契約を乗り換えるのが現実的な選択肢だと思います。

では、そもそものお話して、どうしてこういう事になってしまうのでしょう。

これにはいろんな原因があるのですが、突き詰めてしまうと、「ホームページ制作後の、運用保守契約の中身ついての認識が一致してない」事が本質的な問題点の一つに挙げられます。

ほとんどのホームページ制作会社では、納品後、顧客とホームページについて運用保守契約というのを結びます。

費用は通常の会社ホームページなら、月数千円から数万円程度です。

この契約の中身がかなり曖昧なケースが少なくありません。

「運用保守費用」というのは、そもそも「ホームページが常にきちんと動作するように監視をして、もし問題があったら修復の対応をします。システムのセキュリティアップデートもいちいち言われなくてもこっちで全部やっときます。ただし、修復の内容と規模が膨らむようだと別料金になりますんでそこんとこヨロシク」というものであり、いわば「最低限の保険」のようなものです。車で言うと「自賠責」みたいなものですね。単発で頼むよりは予算を抑える事が出来ますし、面倒なところを丸投げする出来ます。

これに、ホームページ更新費用や、ホスティング費用、さてはドメイン更新費用といった費用までもいっしょくたになってしまい、場合によっては明細にそれが入ってるのかいないのかもわからず、どこまでが範囲なのか、という認識が共有されていないわけです。

結果、この行き違いが大きくなり、顧客は「何もやってくれない会社だ。反応が遅い上にすぐカネカネ言う。追加の見積もり費用も高い。もう頼まない、他の会社に任せよう」となり、ホームページ制作会社は「お金も払わないくせに何でもかんでも安くやらせようとする顧客だなぁ。面倒だから連絡は後回しにしよう」となっていくわけです。

ホームページ制作会社が営業的な判断で、年間のシステム保守契約があるからということで、そもそも契約外だけども、デザインやちょっとしたテキスト修正(いわゆるホームページ制作更新業務)を「サービス」で行ってあげる、というのは、良くある事です。これは別に札幌のホームページ制作会社に限った事ではなく、長期契約なんだから少しは「おまけ」してあげよう、というのは普通の商取引と言えるでしょう。

ところが、この「運用保守契約」の中身がお互い曖昧だと、それがそもそも「契約内の役務」なのか、「営業上のただのイレギュラーなサービス」なのかがわからなくなってしまい、後でもめる原因になるわけです。

ホームページ制作後には、必ず以下の四つの費用が発生します。

  1. ホスティング費用(レンタルサーバーならその利用料金)
    さくらインターネットのような安いレンタルサーバーを使うケースと、ホームページ制作会社が自前で用意したサーバーをレンサバ会社にホスティングしそれを貸し出す二つのケースがあります。前者の場合は、顧客にレンサバ会社と直接契約して頂く場合と、レンサバ会社との契約自体もホームページ制作会社が行い、費用をまとめて顧客に請求する場合があります。
  2. ドメイン更新費用
    年に一回かかります(複数年契約だとより安くなります)。
  3. SSL更新費用とサーバー設定費用
    年に一回かかります(複数年契約だとより安くなります)。
  4. システム運用保守費用
    システムの安定的な稼働のための監視業務とセキュリティアップデート費用。一般的にはシステムのバックアップも含まれます(が、やっていない会社も少なくありません)。何か特別な対応時は、別途お見積もりとなります。費用は月額固定でかかるケースがほとんどです。ホームページ制作会社によっては、この1と4をまぜこぜにした見積もりを持ってくる事があり、これが後で範囲がわかりにくい原因となります。
  5. コンテンツ(デザイン)制作更新費用
    ホームページのデザインやシステム管理機能では操作できない部分のテキスト文言の修正等。大体月何時間分でいくら、という稼働見積もりになります。これも1と4と5がまぜこぜににした見積もりとなっているケースがあり、後でもめる原因になりがちです。

きちんとしたホームページ制作会社であれば、これらの事後の見積もりもきんと提示しますし、範囲を明示的に説明します。しかし他方そこの説明が明確ではないケースも少なくありません。

どうしてそのようなケース、説明が曖昧なホームページ制作会社がいるのかというと、実はこれにはホームページ制作会社を取り巻く環境が一因だと私は考えています。

上記のものを全てきちんと提示すると、そもそも月額1万円程度で提供出来るはずがありません。ところが、それ以上の金額を提示すると、そもそも運用保守が高いと思われ、ホームページ制作の仕事が根こそぎ流れてしまう可能性が出てきます。特に「ホームページ制作」という業界は血みどろレッドオーシャン公取もびっくりなダンピング市場ですので、価格競争が激しく、なので、何となく制作後の運用保守の事は曖昧にしたまま、まずは受注してしまおう、してしまえばこっちのものだ、という潜在意識があるように思います。これが制作後の見解の齟齬につながっていくわけです。

ホームページ制作は、請負という契約形態であり、基本的な説明責任は発注者側にではなく、受注者側にあると私は考えます。だからこそ、初期制作のコストだけではなく、リリース後にかかる費用の明細をしっかり説明する責任は請け負う側にあります。

そういう説明がきちんと出来ないホームページ制作会社は、技術的な能力が高いとか低いという以前に、ビジネスの基本的な能力に問題があり、そもそも御社のおつきあいに値する会社がどうか微妙です。

また、発注者も、ホームページ制作会社に仕事を依頼する際に、制作後の運用保守について金額の高い安いだけを見るのではなく、中身を良くご覧になった上でご契約されてください。ホームページ制作後にかかる費用は必ず上記の5つしかありません。結局高い様に見えて安くつく、安いように見えて後で高くつく、という事のは世の常のように思います。

それと手前味噌で恐縮です。私のやっています会社ではホームページリニューアル制作、Webコンサルティングのご相談を承っています。長期お取引の実績はそれなりにあります。長いおつきあいになる事がほとんどです。ご検討中の方はこちらからお気軽にお問い合わせください。東京にも役員常駐しておりますし、私もほぼ毎週都内です。




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